「市場の失敗」って、なんだ!? クイズde学ぶ お金のあれこれ

需要と供給により価格が決まり経済が形成される自由市場において、効率的な資産配分がなされずに、経済全体としての効率性が損なわれる状況を「市場の失敗」といいます。その結果、社会全体の福利が最大化されなくなります。

市場の失敗には、例えば公共財の供給不足や市場の取引が第三者に影響を与える外部性(エクスターナリティ)、情報の非対称性、不完全競争、市場の寡占や独占など、いくつかあります。

今回は、「市場の失敗」に関する全4問です。

 

「レモン市場」はおいしくない?

第1問 工場の建設によって周辺の環境が汚染されて健康被害が出るというように、その企業や消費者に直接関係のない、社会などへの悪い影響のことを何というでしょう?

第2問 中古車市場のように、消費者から見て商品の質がわからず、質の悪い商品ばかりが出回るようになった市場のことを何というでしょう?

「神の見えざる手」が働かないと市場の失敗が生じる

第3問 非競合性と非排除性をもつ社会資本で、国防や警察、公園や道路、といったものを特に「何財」というでしょう?

第4問 市場で各個人が利己的な自由競争をすることによって、需要と供給が過不足のない状態へと導かれることを、アダム・スミスは著書『国富論』で何と表現したでしょう?

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